2020.09.09

コクー株式会社

社員の潜在能力を100%引き出し、120%活躍できる機会を創る

MAIN INTERVIEW
コクー株式会社

代表取締役社長

入江雄介irie yusuke

KOKOROZASHI

社員の潜在能力を100%引き出し、120%活躍できる機会を創る

今回の取材について

今回お話を伺ったのは、コクー株式会社の代表入江さん。入江さんは19歳で起業をし、サラリーマンを経て、2度目の起業を行った方。SI業界でのサラリーマン生活の中で、社員の会社への帰属意識に課題を感じ、「会社が社員を第一に考え、日々挑戦・成長できる環境をつくることができれば、この業界が変わる」そんな思いを抱き、コクー株式会社を立ち上げた。
     
「社員満足なくして顧客満足は成しえない」と語るように、真の顧客満足を得る背景には、社員満足がある。一般的な社員満足という言葉には幅広い意味が含まれるが、同社の場合、当事者意識の高さゆえに生まれる働きがいといった言葉が近いかもしれない。
     
「社ッ直!!」「Tsuki-Ichi」「Qアワード」「ままさぽ」など独自の社内の取り組みが、多数存在するが、それらは社員の意見により生まれたもの。社員の帰属意識や社員満足を大切にするとともに、社員の意見や自発性を尊重し、経営を行うスタイルにより当事者意識の高い自己成長型の組織を実現している。

事業推進の原動力となる志や大切にされる価値観

起業に至るまでの背景について教えてください。

自己紹介を兼ねて立ち上げの背景をお話しします。実は19歳の頃に一回目の起業をしました。勢いだけで起業を行い、当時はインターネットバブルの時代の中、私自身はITを全く知らないような状態でした。「ITを知らないと先がない」と潔く1年でたたみまして、20歳の時に「ITスキルを身に着けて、20代で再度起業をしたい」そのような思いを胸に秘め、SI業界でエンジニアとして働き始めました。

5年のキャリアの中で、10程のプロジェクトに携わり、日々の成長といった充実を得る一方で、業界の課題である帰属意識の低さを切に感じるようになりました。ビジネスモデル上、客先常駐になり、自分の属する会社のメンバーと会話をすることはほとんどありません。自分の会社が行っていること、その方向性も分からなくなります。「自分はどこの会社に属しているのだろう」と思うことが多々ありました。また、その道のプロフェッショナルが集まっているにも関わらず、そもそも交流する機会がなく、成長に向けた知見を得ることや、切磋琢磨する機会も非常に限られていました。

そこで当時の課長に提案をしたのです。「せめて月1回でも帰社日を設けて、会社の状況やビジョンを共有してもらえませんか」「そうすれば一体感が生まれ、モチベーションも高まり、会社にコミットして働きたいと感じるようになります」。せっかくみんなで集まるのですから、その後に飲み会をして親交を深めながら、情報共有をしたり何か刺激を受けることで、成長にも繋がると感じました。

会社の成長のためにも、業界特有の課題を解決しようと提案したのですね。

その通りです。ですが、「コスト削減の方針だから厳しい」「1つの事業部で行うと他の全事業部で行う必要が生まれる」「社長までの稟議に半年はかかる」そのような否定的な反応ばかりで、結局実現することはありませんでした。

その時に思ったのです。社員一人ひとりが会社にコミットしてモチベーション高く仕事をするからこそ、お客様に良いサービスを提供することができ、会社が成長し、日本が元気になることにも繋がります。だからこそ、この流れの最上流にある社員一人ひとりの気持ちに、もっと焦点を当てる必要があります。

また、どんなに提案をしても受け入れてもらえず、「何も変わらない状況が続くと考えることをやめてしまう」と、思ったことがありました。社員がクリエイティビティを持って、「あったらいいね!」と思うことを発信することをやめてしまったら、会社の成長に著しい影響を与えてしまいます。

会社が社員を第一に考え、日々挑戦・成長できる環境をつくることができれば、この業界が変わる。社員同士で温かいコミュニケーションが取れ、切磋琢磨できるような会社を創ろうと、二度目の起業を決めたのです。そして今に至ります。

そのような思いを込めたものが現在の経営理念でしょうか。

※同社スローガン

※同社ミッション

その通りでして、当社の理念は、前身の会社で掲げていた「あったらいいね!で世界を変える」から「for me,for you.~社員満足なくして顧客満足は成しえない~」に変わりましたが、その核たる精神に変わりはありません。

経営理念は私たちの存在理由を問われた際の答えです。第一に社員とその家族の幸せの実現、第二に顧客の幸せの実現。その結果、会社が成長をして日本が元気になってより良い社会になっていきます。その思いはこれからも変わるものではありません。社員の幸せを起点に、様々な事業にチャレンジし、その結果として顧客価値の最大化につながることを信じて、経営をしていきます。

商品・サービスに込められた想い

事業内容について教えてください。

当社は「人財×デジタル事業」をテーマに、労働人口減による人手不足を「人財」と「デジタル」テクノロジーで解決し、企業の成長・発展ならびにより良い社会に貢献することを目的に、様々な新しいサービスを創造し提供しています。現在は「ITインフラ事業」、「EXCEL女子事業」、「デジタルマーケティング事業」、「RPA事業」、「REALVOICE事業」の5つの事業を展開しています。

名だたる大手からも多数受注。お客様から信頼獲得している理由とは何でしょうか。

伊藤忠テクノソリューションズ様などの大手からもご契約いただいておりますが、その要因として大きく3点あります。1つ目が人、2つ目が人、3つ目が人。もちろんふざけているわけではございません。心の底から、人(社員)であると感じています。

スキルは当然のこととして、「コクーの人って、とてもポジティブですね、明るいですね」と言われることが何よりも差別化です。例えば、「EXCEL女子事業」であれば、そのメンバーはExcelを軸としたワンランク上のスキルがあることは当たり前のことです。派遣先のお客様と一人の人間としてコミュニケーションをきちんと取って、人間性の面でも良い意味で期待を裏切ることが大きな差別化になります。ですから私は、スキルだけでなく、その土台にある人間性との掛け合わせが付加価値になると考えています。

お客様からいただいた、印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

たくさんありますけれど、最近のエピソードとして「EXCEL女子事業」の話を紹介します。ある大手企業から直接当社に問い合わせをいただいたのですが、その背景がとても素敵でした。ITコンサル会社からある大手企業へ転職された方から、社内の人へ「めちゃくちゃ、EXCEL女子ってすごいらしいよ」という声が共有されていたそうです。その方はITコンサル会社時代に「EXCEL女子事業」のサービスを体験されたそうです。

また社内の他のグループでも「EXCEL女子事業」のサービスが利用されており、「確かにすごいよね」と評判になっていたそうです。そういった背景もあり、問い合わせをしてくださったそうです。又聞きで良い評判が広がっていることが、とても嬉しかったですね。

今後に向けた挑戦を教えてください。

10年ずつのステージに分けてお話ししますと、第一ステージが人財のソリューションサービスでした。現在は第二ステージとして人財×デジタルをテーマにしており、この領域で様々な事業をつくっていきます。この人財×デジタルに挑む背景には、これからの社会で労働人口が確実に減っていくことが関係しています。

2030年までには労働需要に対して供給が644万人減ると言われています。これは国の課題の一つにもなっていまして、大きく4つの対策があると言われます。①働く女性を増やすこと、②働くシニアを増やすこと、③働く外国人を増やすことで350万人分を確保して、残り300万人分を第4次産業革命と言われる④デジタルトランスフォーメーションを行うことで生産性を高めることで埋めるのです。

そこで我々が人財の面で貢献をしていきます。女性、シニア、外国人の全てに貢献をできれば良いのですが、まずは女性にフォーカスをしていく方針です。女性の社会進出の課題としては、出産後の復職問題があります。その解決のためには、手に職を持ち、自身に付加価値をつけることが根本的な対策として重要です。そのような思いから「EXCEL女子事業」をスタートさせ、付加価値を向上させるために、BIツール・デジタルマーケティングツール・RPA領域へと広げているのです。

未来に向けた思いとして、私たちは女性活躍推進企業ナンバーワンになろうと考えており、KPIとして3年後には500名の女性が仲間となることを考えています。その先には、得た知見を活かし、人財がベースにある会社だからこそできるデジタルトランスフォーメーションを実現していきたいと考えています。

そのデジタルトランスフォーメーションの領域でも挑戦的な取り組みを始めていると伺いました。

前提となりますが、事業をうまくスタートさせるためには、市場と独自性の二つの観点が重要です。社会課題の解決になり、市場が圧倒的に伸びていく可能性がある領域に踏み出さなければ、どんなに良いビジネスも飛躍しません。また、自分たちならではのオリジナル性がなければ、市場内の競争を勝ちゆくことができません。デジタルトランスフォーメーションの領域において、その二つの観点で十分に挑戦ができると感じ動き始めました。

デジタルトランスフォーメーションの領域においては、デジタルツールから業界にイノベーションを起こします。各企業デジタルツールは導入が進んでいるものの、その活用に多くの課題を抱えている現状があります。そこで運用面で貢献をするために、その先駆けとして「マクロマン」というRPAツールを自社開発し、完全無料で提供しています。

市場の課題は運用なので、導入コストは徹底して落として、運用面で差別化しようという、とても挑戦的な取り組みです。当社の「EXCEL女子」のメンバーが研修を受け、「マクロマン」の運用サポートを行っております。「EXCEL女子」のサービスを通じてこれまでに得た、物事を改善していく知見をもとにして、お客様の働き方改革や生産性向上に向けたRPAの推進に、当社が一役を担っていきます。

人財活性や組織づくりへの取り組み

組織づくりにおいて意識されていることは。

私のサラリーマン時代の経験を踏まえて、様々な「あったらいいね!」が集まるからこそ強い組織になると考えています。一人ひとりが意見を持ち、フラットに話し合え、「あったらいいね!」がボトムアップで生まれるようにすることが大切です。

そのためには、ゴールや目的をきちんと伝えながらも、そのプロセスは任せることが大事です。よく社員に「北海道に行く際に、その行き方は飛行機でも電車でも車でも構わない」と話します。曖昧性を持たせたうえで任せるからこそ、一人ひとりが自ら考えます。そうすれば自主性が生まれ楽しくなりますし、当事者意識によるやりがいも生まれます。また思いもよらなかったアイデアでイノベーションが起こるかもしれません。

そういった考えのもと、私の仕事は「社員の潜在能力を100%引き出し、120%活躍できる機会を創ること」です。そのためには「君はどうしたいの」と問いかけ、社員が意見を持つことを習慣づけることや、当社のPRINCIPLES(行動指針)の1つの「自責でポジティブ」の意識浸透が大切です。

実際、私への提案が自然と発生する風土があると感じますし、「こんな事業をやりたい」「会社にこんな課題があります」「こういった制度をつくりたい」そういった意見が生まれ、組織を活性化しています。

私は社内にいる時は、社員とコミュニケーションを取ったり、様子を見たりすることを優先しています。「私は飲みの誘いはノーと言わない」とも社員に話しています。そういったことを通じて社員との関係性を深めると、様々な話を聞け、私も多くの発見があります。

貴社には様々な制度がありますが、それらも社員からの提案なのでしょうか。

はい、社員が会社をつくっています。当社にはたくさんの制度があります。「社ッ直!!」「Tsuki-Ichi」「Qアワード」「ままさぽ」など、これらの制度が基本的に社員発信型であることが当社の特徴です。制度だけでなく、「REALVOICE」という不動産テックの事業も、「未来会議」という社内ビジネスコンテストで生まれたものです。

制度も事業もイベントも、もちろん日々の提案も、みんなの自発性を推奨しているからこそ「こんな提案でも良いんだ」といった雰囲気が生まれ、良い循環を生み出しているのです。新しく入った方は良い意味でカルチャーショックを受ける人もいます。

※同社の社内制度 https://recruit.cocoo.co.jp/about

他に貴社ならではの取り組みがあれば教えてください。

社員の当事者意識を醸成する観点で、「アメーバ組織」を取り入れています。社内の組織を510人程のチームになるように分け、極力そのチームに権限を持たせて運営を任せています。250人のうちの1人よりも、10人のうちの1人の方が当事者意識は育みやすいものです。

また社員のエンゲージメントを非常に意識しており、「働きかた改革委員会」を設けています。有志の社員が集まり、主体的に取り組む活動です。3年程前から取り組み、社員のエンゲージメントを高める項目を14個定め、その全てをKPI化して各事業部に落としています。例えば有給取得・残業時間・生産性向上といった一般的なものだけでなく、女性活躍推進、テレワーク、WEB会議、Creative Work取得率・副業率(※下記補足)といった指標があります。そしてそれらKPIの達成・未達成を2か月に一回、働きかた改革委員会で振り返り、改善に繋げています。

Creative Work:月160h10%16h/月を、自分や仕事を客観的に見つめ直す機会として活用することを認める制度。
※副業率:社内でプラスアルファとなる提案や、他の人の仕事の手伝いを推奨するもの。

貴社は、社員の自発性が自己改善的に、組織を良くしている印象を受けました。

会社があれこれ言うのではなく、社員一人ひとりが良い意味で自立し、その上で相互依存をしていく、そういった考えがとても大切です。そのためにも会社は、社員が「やっている感」を持てるように、雰囲気をつくることが役割です。

会社は勝手に成長するものではなく、社員一人ひとりが成長をするからこそ、会社が成長をします。当社の社名は、個「CO」が、会社を担う最高執行責任者「COO」として、圧倒的な当事者意識を持って取り組んでいくという基本的な姿勢を表現したものです。一人ひとりが最高執行責任者として、当事者意識を持って取り組むからこそ、いろんなものが生まれ、お客様にも貢献することができると考えています。

採用や評価にも置いて、経営理念への共感を大切にされているのでしょうか。

とても大事にしています。採用は当社が一番力を入れているものの一つと言っても過言ではありません。何をやるかよりも誰とやるかが大事だと考えていますので、採用基準に理念への共感やカルチャーへのフィット感といった項目を設け、お互いにミスマッチがないようにしています。また人事評価においては、その半分は行動指針に関係にあるものです。人間性は当社のサービス上の差別点でもありますので、人に関わる点は特にこだわりを持って行っています。

最後に何か一言いただけますでしょうか。

私が好きな言葉として、アメリカの鉄鋼王として有名なアンドリュー・カーネギーさんの墓石に書いてある「Here lies a man who was able to surround himself with men far cleverer than himself」(※「己より優れた者を周りに集めた者、ここに眠る」)を紹介します。

経営者自体が優秀である必要はなく、同じ目標に向かって優秀な人たちと、みんなを持ち上げながら行っていくことが経営の本質であると思います。ですから、みんながいるから私が生きることができる、そんな気持ちが大切です。「社員の潜在能力を100%引き出し、120%活躍できる機会を創ること」のために、私は役割を全うしていきます。

MEMBER INTEREVIEW
コクー株式会社

EXCEL女子事業本部 人事グループ グループリーダー 

原崎幸子harasaki sachiko

KOKOROZASHI

一人でも多くの人が仕事を通して幸せになる手伝いを、全力で

【今回の取材について】

「女性がイキイキと働き、活躍している社会を創る」を実現するために立ち上げられた「EXCEL女子」。同部署の人事グループで、グループリーダーを務める原崎さんにお話を伺いしました。
     
「一人でも多くの人が仕事を通して幸せになる手伝いを、全力で」の言葉通り、自身の仕事を通じて、社内メンバーやその先にいるお客様の幸せに貢献したい、と日々全力で取り組む原崎さん。その原崎さんから見た、コクー株式会社の魅力やその魅力を生み出す源泉について紐解いていきます。

事業推進の原動力となる志や大切にされる価値観

入社のキッカケについて教えてください。

私は2016年に入社しました。Excelのスキルを身に着けたいと転職先を探していた時に、当社を見つけたのです。そして面接を受けて、一次選考でも二次選考でも面接を担当した社員全員が企業理念をはじめ、同じ話をしていたことをよく覚えています。言葉は違えど、同じ話をするということは、同じ思いを持って働いているからこそだと感じましたし、コクーの目指すビジョンに向けて皆が同じ方向性に向かって働いている様子がとても印象的でした。

実際に入社をしてみてのコクーの印象を教えてください。

正直に話しますが、ギャップはありませんでした。入社から、4年ほど経ちましたが、当社のスローガンである「for me,for you.~社員満足なくして顧客満足は成しえない~」を各々が自分の言葉として語れ、目指す方向性に一体感があります。

私が入社した頃の思い出としては、配属された「EXCEL女子」はその頃はまだ40人程のメンバーでしたが、皆フラットで話しやすく、意見を聞いてくれる人が多かったです。当時から「EXCEL女子」内で自発的な研修が行われており、何も分からないで入った私にも丁寧にアドバイスしてもらったことを覚えています。それは、130人を超える大所帯となった今でも変わらないです。

また当時からキャリアパスの支援を大切にしており、本人の意思を尊重し、後押しする文化がありました。例えば、研修の講師は自ら手を挙げた人が行います。自分の考えを持って取り組む人、成長意欲の高い人にとても良い環境です。

原崎さんが日々働く中で大切にする考えを教えてください。

私は採用の担当ですが、その業務に限らず仕事を通じて関わった人たちが、良い人生を歩む手伝いを行いたいです。関わった一人でも多くの人が幸せになれるように、日々努めています。

私は人のために働くことが好きです。例えば、以前子供服の販売をしていた頃、自分の提案をお子さんやご両親に喜んでもらえることがとても嬉しかったことを覚えています。自分のために何かをするよりも、人のために行動する方がやりがいを感じる性格は良い意味でも悪い意味でも私の特徴です。

今は、「EXCEL女子」のメンバーからの「素敵な人を採用してくれてありがとう」といった言葉をもらえることや、採用した方が楽しそうに頑張っている姿を見ることがとても嬉しいです。最近では「〇〇さんが新しく入ってきて、グループが活発になった」そういった言葉をもらえたことがとても励みになりました。

また人が増えメンバーが成長をする中で、組織としてできることが増え、お客様から嬉しい言葉をもらえたり、メンバーの自己実現の可能性が広がったり、そういったことにとても充実感を感じています。

原崎さんの今後に向けた挑戦について教えてください。

私は限られた人生の時間の中で、全力で生きることを大切にしています。日々100%を出し切って、今日やり残したことがないように全力で取り組むことをこれからも大事にしていきたいです。

そんな思いを仕事に落とし込みますと、担当する「EXCEL女子」のメンバーに限らず会社全体でより働きやすい環境にできるように、新しい制度の提案であったり、今ある制度の改善といった挑戦をしていきたいです。私自身、採用に対する責任感とやりがいをとても前向きに感じています。人事として全体を見て、様々な人と関わっているからこそ行えることもあるはずです。

サービスの魅力と同社で働く魅力、その源泉にあるもの

「EXCEL女子」のサービスについて教えてください。

「女性がイキイキと働き、活躍している社会を創る」を実現するために立ち上げられた部署が「EXCEL女子」です。ワンランク上の一般事務サービスとして、単なる派遣業務に留まらず、お客様先の業務効率改善・課題解決に努めています。また、Excel以外の+αのスキルを持つ「VBA女子」「BI女子」「RPA女子」、「EXCEL研修」のサービスも充実しています。

事業立ち上げの背景について、もう少し詳しく教えてください。

お客様には「ITエンジニアまではいかないけど、Excelに強いワンランク上の事務がいてくれたら」と要望を持つ方がたくさんいます。また求職者には「手に職をつけてステップアップしたい」という思いを持つ、事務職として働く女性が多くいます。

そのようなニーズを感じていた中、20146月に第二次安倍政権の成長戦略として「女性の活躍推進」が掲げられるようになり、社会全体が動き始めました。そこで社会の課題解決のため、「女性がイキイキと働き、活躍している社会を創る」ことをビジョンとして事業が立ち上げられました。

お客様から見た際の、サービスの魅力について教えてください。

EXCEL女子」は、クライアント先(お客様先)にて積極的な姿勢で自ら仕事を取りに行くことや、配属された部署全体の生産性改善に向けた提案を行うことで、付加価値を生み出していくことが特徴です。高いITスキルがあるからこそ、改善に向けて提案し解決できることが、お客様の業務にはたくさん存在しています。既存の知識で対応をできないことは、自ら勉強をしてお客様の課題解決に繋げていきます。

また、クライアント先(お客様先)でのコミュニケーションを大切にしながら仕事を行うことで、お客様から「〇〇さんが来て、部署が明るくなった」といった声をいただくこともあります。仕事のスキルは当然のこととして、「EXCEL女子」が必要とされる存在となっています。

働く環境としての魅力も教えていただけますでしょうか。

義務ではなく、一人ひとりが「そうであればいいよね!」と、自主的に動いています。お客様先での仕事においても、「自分の仕事の範囲は〇〇だから」と視野を狭めずに、「こうしたらいいかも!」と積極的に周囲に働きかけているからこそ、信頼を得られており、その姿勢は社内外問わずのものです。

また高いITスキルを持っている人が多く、成長のための刺激となる環境があります。例えば、資格面ではMOS Excelエキスパート保有者は100名以上おりますし、Excel VBA スタンダード、ITパスポートといった資格を保持している人もおります。他には、一人ひとりがクライアント先(お客様先)で提案を行い、自らの仕事レベルを上げていることに注目していただきたいです。それにより、技術レベルはもちろんのこと、案件のレベルも日々上がっています。事業部全体としての成長感と共に、仕事を通じた日々の成長実感を得られるはずです。

優秀なメンバーと切磋琢磨をしながら働くことができ、社内イベントや勉強会等を通じて交流をしながら成長できることが当社の魅力です。

女性ならではの観点で、働きやすさをつくる取り組みがあると伺いました。

当社の制度や仕組み面で紹介をしますと、「ままさぽ」という社内のプロジェクト活動があります。出産や育児などライフステージの変化によって、働き方が変わり女性ならではの悩みが生まれます。そういった課題に対して支援を行うのが、「ままさぽ」です。現役のママの意見をもとに、福利厚生面や制度面のルール設計や改善を行い、家庭と仕事の両立をサポートしています。

他にも貴社ならではの取り組みがあれば教えてください。

入社後のサポート制度である、「メンター制度」、「Prime」を紹介します。「メンター制度」では、同じ「EXCEL女子」のメンバーがメンターとなり、定期的な会話や3か月ごとの面談を行います。入社直後は、いろいろと分からないこともあると思います。その不安を解消しながら成長の支援を行うのがメンターです。

Prime」では、EXCEL女子事業本部のメンバーが社内メンバーのために社内研修を行います。例えば、Excelの基本操作だけでなく、VBAPowerPointなどの研修があり、参考書にはない現場で必要なスキルを教えています。

また、制度ではありませんが、入社後のキャリア支援の面で、主体的な挑戦を応援する文化があります。マネジメント役としての成長、技術を伸ばしてエキスパートとしての成長、いずれにせよ本人の意欲を尊重しています。仕事の領域においても、既存の多様な領域へのチャレンジを推奨しておりますし、今はない領域であっても自身で勉強しながら、新しい「〇〇女子」をぜひつくってもらいたいです。

お話しいたただいたような、魅力が生まれる貴社の原動力は何でしょうか。

やはり人です。一人ひとりの行動の積み重ねで育まれた文化が好循環していると感じます。例えば私自身の経験として、当社のスローガンである「for me,for you.~社員満足なくして顧客満足は成しえない~」を、入社当時の先輩や社風から自然と感化されました。そして今度は私が周囲に何かできないかと、自然と意識しています。

そしてその文化づくりの土台となる当社代表の入江の実直な思いが、なによりの原動力ではないでしょうか。入江は情熱的で信念にとてもまっすぐです。当社の理念に、最も情熱を持ち、最も体現している人が入江です。私の個人的な目線となりますが、皆をハッピーにしようとする姿勢がとても素敵であると感じます。

ズバリ、どんな方に採用応募していただきたいですか。

会社が勝手に成長することはありません。一人ひとりが成長するから会社が成長します。当事者意識を持ち、メンバーと切磋琢磨し成長していく姿勢のある方や、弊社の理念に対し同じ思いを持てる方です。

現在はスキル面に乏しかったとしても、自主努力をしてできることを増やしつつ、自身のやりたいことに挑戦をしてもらいたいです。何かスキルをお持ちの方は、AI女子などの「〇〇女子」事業を立ち上げるくらいの気概を歓迎します。

また、根底となる考えとして、「女性活躍といったらコクー」と言われるようになるように、「EXCEL女子」は女性の社会進出の支援という大きなテーマ感を持っていますし、一人ひとりの社員が手に職をつけ、付加価値を発揮できる人財となること、そのために安心して働ける環境をつくることを推奨しています。

当社の目指す世界観を実現するために、一緒に当事者意識を持って取り組んでいる方とお会いできることをとても楽しみにしています。

最後に何か一言いただけますか。

私の仕事は、応募者の方の人生、今働いている方の人生の両方を扱う大事なものと考えています。応募者の方の自己実現を手伝えるように、私も一緒に悩みたいです。面接の際には、将来どんなことがしたいのか、それはなぜなのか、そして当社でどのように生かすことができるのか、そんなお話をできれば幸いです。

COMPANY PROFILE

理念・ミッション

  • スローガン:for me,for you.~社員満足なくして顧客満足は成しえない~
  • ミッション:一人ひとりが、会社をつくる。一人ひとりが、未来をつくる
  • ビジョン:魅力あるチーム。新しい働きかた

社名

  • コクー株式会社

代表

  • 代表取締役社長 入江雄介

事業内容

〇「人財×デジタル事業」

  • ITインフラ事業
  • EXCEL女子事業
  • デジタルマーケティング事業
  • RPA事業
  • REALVOICE事業

設立年

  • 2019年2月6日

社員数

  • 250名(2020年7月時点)

売上

  • 非公開

所在地

  • 101-0051 東京都千代田区神田神保町3-29帝国書院ビル5

受賞・表彰歴

  • 「ベストベンチャー1002年連続選出(2019年、2020年)※主催:維新株式会社

その他トピック

女性活躍推進、ママ・パパ社員が仕事と子育ての両立を図るために制度・環境整備に取り組む「ままさぽ」、社員満足向上を目指す「ESG」、社員の社員による社員のための教育コンテンツ「COCOO Academy」など独自の取り組みや制度も多数。

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